COBOLプログラムは、全体が4つの部に分かれて構成されます。
さらに各部にはいくつかの節や段落に分けられています。
それぞれの部で、それぞれの役割が明確になっているのがCOBOLのひとつの特徴であり、COBOLソースは可読性が高いと言われるひとつの要因と言えます。
しかしその点が、他言語プログラマがはじめてCOBOLを用いるときにつまづきやすいところでもあります。
例えば、VBでは変数をソース上のどこででも宣言することができますが、COBOLではデータ部でしかできません。
ささいなことのようですが、VBプログラマにとって意外と不便に感じられる点と言えるでしょう。
下図はCOBOLプログラムの全体構成になります。
まずは見出し部(IDENTIFICATION DIVISION)からはじまり、環境部(ENVIRONMENT DIVISION)、データ部(DATA DIVISION)、手続き部(PROCEDURE DIVISION)と続きます。